2024年7月末から日本株が大きなマイナスになっています。
そのパワーはすさまじく1987年に起こった「ブラックマンデー」のときより大きな下げ幅になりました。
日経平均株価の下げ幅はマイナス4,451円。(2024年8月5日)自身は株式投資を長年やっていますが、これほどの下げ幅は初めてで驚くばかりです。
そして、2024年から株式投資を始めた初心者は驚いていることでしょう。「株ってこんなに下げるものなのか?」と。
このタイミングであなたはどのような考え方と行動をしたのか?で「株式投資に向いているのか?」が分かるようになります。
これから株式投資をして財産を作りたい人は、やってはいけない考え方と行動をチェックしてみましょう。
2024年ジャパンショックが起こった!そのとき、あなたはどう動いたのか?
今年から株式投資を始めた人は運が悪かったとしか思えません。
日経平均株価は2024年7月11日に42,224円になりました。それから、8月5日には36,000円に下がっているのです。これは20%以上の下落率になったわけです。
8月5日に日経平均株価が最大の下げ幅を記録したかと思えば…、6日には最大の上げ幅を記録しました。
こんな下げ幅は見たことがない…。この下げ幅に落胆した投資家は数知れず。
これが、どういうことかといえば…、5日の下げ幅に驚いた投資家たちは「損切り」をしたのではないでしょうか?売らなくては…、という焦りとパニックから起こる「狼狽売り」をした人もかなり多いはずです。
やれやれ、なんとか数十万円の損失だけで資産を守ったぞ。というのも束の間、次の日には上げ幅は上昇していきました。
5日に手持ち株を売った人はまさに大損。そして、落胆したことでしょう。次の日には、記録的な上げ幅になりました。お盆である13日には日経平均株価は元に回復してきているのです。
最大の下げ幅の次の日は最大の上げ幅…。初心者投資家はついていけないでしょう。
株価の乱高下を経験して、あなたの取った考え方や行動パターンで「自身は株式投資に向いているのか?」が分かります。
結果を言ってしまえば、5日に驚いて売ってしまった人は「株式投資に向いてない」ということです。
「大きな損をする前に損切りをしたんだ!」という声もあるでしょう。しかし、それは自分自身の意思で売買したものでしょうか?
あまりに下がっていく数字を見て、テレビやパソコンで日経平均が大幅な下げというニュースを見て、持ち株を売っていませんか?
記録的な下げ相場をニュースで見て手持ちの株式を売った人もいるでしょう。しかし、次の日には最大の上げ相場に…。投資家からの落胆の声が聞こえてきます。
周りからの情報やニュースを見て手持ちの株を売買することは大事なことですが、自身の「信念やルール」を持って株式相場に挑むことも大事なことだということを覚えておいた方がいいでしょう。
「これはNISA口座で安く買った銘柄だから売らない」「無理して売買をせずに、取引を様子見しておこう」このような考え方を持っていれば、今回の相場で損失はかなり少なかったはずです。
周りに流されて手持ちの株を売ってしまうことは特によくありません。もちろん、買うこともしかりです。
初心者が狼狽売りをして、それを見て周り人も売って…。これが、記録的な下げ幅を作った要因ともいえます。
次は、この思考と行動パターンをする人は株式投資に向いていない!?で自分をチェックしてみましょう。
あなたの思考・行動パターンで株式投資に向いているのか?が分かる。
今回の日経平均株価の大幅の下げによって真っ青になっているのは、今年から株式投資を始めた人でしょう。
あなたが、この記事を読んでいるとき日経平均株価がどうなっているのか?は分かりませんが、2024年8月中の株価は依然方向感が定まっていないと予想されます。
今年の株式相場は、まさに荒れ模様と言っても過言ではありません。こういうとき、株式投資初心者はどうしたらいいのでしょうか?初心者は現在の株式投資に手を出さないほうが良い。と自身は考えています。
相場が大きく下がるときは狙っていた株が安く買えるチャンスかもしれません。初心者は静観することが必要です。
為替(ドル円)相場がこれだけ上下しているのに株価は連動します。ここが落ち着かない限り日経平均株価は乱高下を繰り返すはずです。
毎日、激しく動く株価に初心者のメンタルは弱ってしまいます。そして、適正な価格での売買ができなくなっていくのです。
そもそも、あなた自身は株式投資に向いているのでしょうか?これから紹介する、思考や行動を取る人は株式投資に向いていないことがよく分かります。
これをしてしまう人は株式投資がちょっと心配…。
- 他人やSNSの意見から売買する
- すぐに損切りをしてしまう
- 株式投資で一攫千金!という考え方
- 新NISAの言葉を聞いて投資を始めてしまった
- 専門用語がチンプンカンプン
そして、もっと株式投資に向いていない人の思考や行動パターンがこちらになります。
この人はまったく株式投資に向いていません。
- 株価が気になって何も手が付かない
- 大きな損切りはできず、少しの利確はできる
- 手持ち株が数パーセント下げて慌てふためく人
- 投資を楽しむことができない人
- 投資のルールが何ひとつない
あなたはどちらに当てはまりますか?
株式投資にまったく向いていない人の一番の特徴が「株価が気になって何も手が付かない」です。
仕事中にトイレに行って、昼ご飯を食べながら、休憩時間にコーヒーを飲みながら…。本業でさえ気が散って集中できない。「相場が気になって仕事が手に付かない」というのが一番NGな行動です。
いつでもどこでも仕事中でも株価のチェック…。すべてに集中できないのはあまりにNGなことです。
もうひとつ、初心者にありがちなのが「自分が売った価格より高い価格で買い直すことができない」ということです。
「また下がったらどうしよう…」「これで損を出すわけにはいかない」なんて臆病になってしまうのです。
強いメンタルを持つことも株式投資で儲けを作るファーストステップになります。
まとめ
日経平均株価の下げ幅や上げ幅にも驚きですが、ドル円の動きが半端ないものになっています。
投資家がまるでドル円を売買で遊んでいるかのようでした。一時間で1~2円も動くなんてなかなか見ることはありません。(8月上旬)
これからは、余談になってしまいますが、2023年後半から「円安を理由に物価を高くしていった」企業や店舗。
これだけ円高になってきたのだから、値上げした分は元に戻してくれるのだろう?と聞いてみたいものです。
物価高、増税で苦しむ時代だから投資で財産を守りたい。大切なお金です。周りからの情報やニュースで売買するのはほどほどにしておいたほうがいいかもしれません。
SNSで誤情報を流す連中もいるので、気を付けて株式投資をしていきたいものです。