会社員の権利「有休」ですが、あなたはうまく取れていますか?
この時代、「家族と過ごしたい」「趣味を充実させたい」という考え方を一番に持っている人も増えてきました。
しかし、「有休を取りたいけど…」とぼやく人をよく職場で見かけることがあります。
「有休が取れない&取りづらい理由」と「うまく有休が取れる方法」を見ていきましょう。
「有休が取れない!」って悩んでいる日本人のほとんどが同じ理由って知ってました?
有休が取れないって日本人が○○だから。なぜ、休むことに抵抗感があるのか?
なぜ有休を利用しないのですか?
年に100%近く消化しているわたしからすれば、何とももったいない話です。
「みんなが働いているので罪悪感が…」「周りの目が気になる、取っていいの?」といろいろ取りづらい理由はあるでしょう。
その悩みは、あなただけではありません。日本人のほとんどが有休を消化していないことが次のグラフでよく分かります。
出典 エクスペディア
世界的に見ても日本人の有休消化率の悪さがよく分かります。
これは、いったいなぜでしょうか?
理由は、日本人特有の「場の空気を読まなければいけない」「他人と同じようにしなければいけない」というものからです。
※大きな仕事が終わったときのリフレッシュ!そのためにも有休は必要です。
有休を使えない理由はいろいろありますが代表的なものを上げてみました。
面白いといっては失礼ですが、有休を取れない人のほとんどが同じ理由で悩んでいるということが分かってきました。
これらを気にしていたら、有休なんて取れっこありませんよ?
「え?こんなときに有休って…」周りの目が気になってしまう
「場の空気を読まないといけない」
特に協調性を求める日本人にとって、ありがちな理由ナンバー1といってもいいでしょう。
「みんなが仕事をしているのに、ひとりだけ休むなんてできない」
そんな罪悪感から、休んでも心から楽しむことができないって人もいるぐらいです。
これ、本当に日本人の悪いクセだといえますよね。
有休の申請が他の人と被ってしまうと、「取っても大丈夫かな?」なんて心配も出てしまいます。
自分で、「この日は休む!」と決めない限り、いつまで経っても有休を取ることなんてできません。
「有休を取りたいけど…」とぼやくだけの忙しい人。それ自己陶酔ですよ?
「いいよなぁ、有休が取れるなんてうらやましい」周りの人が有休を取る度に、ぼやく人いませんか?
だったら取ればいいじゃん、と思うのですが何故なのか?取ろうともしません。
「仕事をしている自分がカッコいい」「忙しい自分は働き者」とカッコよく感じているのでしょうか?
※立場が上の人ほど、うまく有休を使ってほしいものです。でないと部下がたまりませんよね。
まさに自己陶酔といってもいいでしょう。かなり迷惑な人です。
こういう人の立場が上だったりすると、部下はたまったものではありませんよね。
こういう人は仕方がありません。
仕事しかやることがない、休んでもやることがない。人間的に面白くない人ということも考えられます。
自分にしかできない仕事がある。これ日本人の悪いクセって知ってました?
「自分にしかできない仕事があるから休めない」
性格がまじめというか固いというのでしょうか?おなじみのセリフを口にする人がいます。
責任感が強いためか、「前倒しで仕事を片付ける」「代わりに仕事をしてもらう」これができない人がいます。
この人がいないと会社がダメになる!そんな人っているのでしょうか?なんだかんだで会社ってうまく回っていくものなのです。
※あなたが休んで大変!といっているのも数日の間。何とか業務は回っていくものです。
最初は、あなたが休んだことで周りの人間はパニックになるかもしれません。
しかし、数日経って慣れてくると不思議なもので会社は今まで通りにうまく回り出します。
こんな理由から、「自分がいないと仕事が回らない」なんて思わなくても大丈夫なのです。
そんなに肩肘張って生きていかなくてもいいのに…、と思ってしまうのはわたしだけでしょうか?
なぜあなたはそれほど気にするのか?有休を取るときの心構えとは。
ここで、質問です。
「有休の申請があるけど何?」「何のために有休を使うの?」
こういわれたら、あなたはどう切り返しますか?
- ちょっといろいろありまして…
- 家で用事ができまして…
- どうしても外すことができない用事があります
残念ながらこれらはすべて良い回答だとはいえません。
別にモジモジしている必要はありません、「恋人と遊びに行く」「アイドルのコンサートに行く」「旅行に行ってくる」とドーンといってやりましょう。
※有休の理由を聞かれても「私用」と一言いっておけばOKです。他人の目を気にする必要はないのです。
有休の申請にも、「私用」と書けば何も問題はありません。(有休を何に使うのかを書く必要もないのです)
まず、有休の理由を説明しなければいけない必要性がありません。理由によって有休が取れないのは違法なのです。
これを頭にインプットしておくだけでも、だいぶ心に余裕が出てきませんか?
それでも、気にしてしまう人は紹介することを覚えておいて実行してみましょう。
有休は労働者の権利。負い目を感じず堂々と取るべきである
「有休は労働者の権利である」
それが分かっているのに何かに遠慮してしまい、有休を申請しないあなた。
2019年から年に有休を5日間消化しなければいけないことが国によって決められたのはご存知の通りです。
※年に有休を5日間取得することは、どんな会社にも適応されています。
この5日間は平気で消化するくせに、それ以上になると「え、お前有休使うの?周りなんて使っていない」って口にする人がいます。
こういう意見は無視して構いません、このご時世経営者でも口にしてはいけないことです。
あれこれ理由を考える必要はありません、取るといったら取る!それでいいのです。後ろめたいものは何もありません。
与えられた日数を何日消化しても問題はないのです、権利があるのに利用しないなんてもったいない!って感じませんか?
他人に自分を合わせる必要なし!自分のやりたいことを尊重しよう
職場は多くの人と力を合わせる場ではありますが、休みまで他人と合わせる必要ってありますか?
「どうして誰も有休を取らないの?」「有休を使って連休にしたいけど…、ダメかな?」
こんなことを気にする必要はないのです。
※あなたのやりたいことは何ですか?
仕事の量が通常だったり閑散期のときは、周りの目なんて気にする必要はありません。
こういうときこそ、全員で有休を取り合えばいいのに…。それでも有休を取ろうとしない人は何なのでしょうか?
こんなことから、日本人は世界から「日本人はよく働く」or「自分のことを尊重できない」どちらかといわれています。
自分はこんな人!イメージを持たせることで有休が取りやすくなる
「自分にイメージを持たせる」
今から転職や職場が変わる人にとっては最高の方法といえます。
新しい環境になって、有休が取れるようになったらすぐに消化を始めましょう。
「あの人はきっちり有休を使う」ということを印象付けるのです。
※「イメージを定着させる」こと大事です、有休をうまく消化していきましょう。
わたしも転職して3年ですが、有休が取れるようになって半年からガンガン消化していきました。
もちろん、先輩方にも目を付けられましたが知らん顔。それぐらい、「図太い神経を持つこと」これが必要です。
「こいつは有休のことに嫌味をいっても仕方がない」
こう思わせることができたらチャンスです。
これで、あなたのイメージはこれで出来上がりました。有休を取ろうとしても、「またか」程度でしょうね。
まとめ
有休を取るために、必要なことな何か?
といわれたら、「図太い神経」と「勇気」が一番大事でしょう。
自分に与えられたものなので、そんなに神経を使う必要はないのですが…。やっぱり気にしてしまいますか?
今まで取れなくて悩んでいた人、明日からは胸を張って申請をしてみましょう。
有休を取っても何もいわれないように。いつもの真剣な働きぶりと信用を積み重ねるのが大切なことかもしれませんね。