子どもが少しずつ大きくなってくると、お父さんとお母さんを悩ます、
子どもの「これ、欲しい」「あれ、欲しい」
そう、子どもの物欲です。
子どもを持つ親なら一度は悩んでしまいます。
たまに、おねだりされるなら「たまには、買ってあげようかな?」と思うのですが、出かける度ではたまったものではありません。
我が家も、長男がまさにこれでした。
オモチャ、ゲームのおねだりがかなりひどかったのが記憶に残っています。
小学1~2年生までの約2年間かなり悩まされました。
出かける度に、持って帰ってくるオモチャ…。
ですが、3年生になったときにピタリとまではいきませんでしたが、ほとんどのおねだりが無くなりました。
なぜ、我が家の長男はおねだりをしなくなったのでしょうか?
これには理由があるのです。
「子どもがおねだりをする理由」「子どものおねだりを減らす方法」
を考えていきましょう。
子どものおねだりに頭を抱えている親さんたちにアドバイスになれば幸いです。
※専門家のアドバイスではありませんのでご参考程度にお願いします。
子どものおねだりが無くならないのはなぜ?理由はこんなところにある
買い物に行くときや遊びに行った先での子どものおねだり。
冒頭にも書きましたが、たまにならいいかな?と思いますね。
しかし、毎回のことなら話は別です。
買わない!というと大きな声でわめく、泣くでは親はたまったものではありません。
なぜ、子どもがオモチャやゲームのおねだりをするのか理由を考えてみましょう
案外、原因は身近なところにあるのかもしれませんよ?
その① 親が欲しいものを買いすぎていないか?
親が欲しいものを何回も買っているようでは子どもに、
「おねだりをしてはいけないよ!」とは注意をすることができません。
子どもは親の行動をしっかりと見ているのです。
スマホ、家電、コスメ、雑誌など子どもの目の前で購入はしていませんか?
親が買い物をするなら子どもだって欲しいものです。それを、
「おねだりしても買いませんよ!」と怒ってもまったく意味がありません。
一度、あなた自身の購入している物を見直すことが必要です。
その② 子どもが「お金」「物」の価値について分かっていない
保育園に通う年頃の子どもなら、まだお金の価値について分からないことも多いことでしょう。
しかし、小学生だったら話は別です。
「このお菓子はひとつでいくら?」「いつも読んでいるマンガはいくら?」
これぐらいは小学生なら把握してほしいものです。
いったいどれぐらい働いたらどれぐらいのお金が手に入るのか?
子どもに、これを理解させる必要があります。
おねだりをしても簡単には、お金と欲しいものは手に入らないことを教えてあげるべきです。
その③ 周りの人間がオモチャを買い与えていないか?
一番の原因になるのはこれなのではないでしょうか?
特に初めて産まれてくる子どもは周りからチヤホヤされるものです。
父方、母方のおじいちゃん、おばあちゃんによく見られますよね。
「せっかく遊びに来てくれたのだから、何か持たせて帰らせてあげたい」
おじいちゃん、おばあちゃんからしたら好意でやっていることなのかもしれませんが、これは悪いクセをつけているだけです。
子どもが誰からオモチャを買い与えてもらっているかを確認してみましょう。
子どものおねだりするクセを治したい。でも、どうやって?
子どもが大きくなる前には、おねだりをするクセを治したいところです。
大きくなってもおねだりを何回も平気でするようではいけません。
しかし、簡単にはいかないのが現実です。
お悩みのお父さん、お母さんにぜひ見ていただきたいのが、
我が家の長男のおねだりをグッと減らした方法です
「子どもがおねだりをする理由」を3つあげました。ひとつずつ解決方法を紹介していきます。
どの子どもにも通用するわけではありませんが、ぜひ参考にしてください。
解決方法① 大人が買い物の回数を減らす
「親が欲しいものを買いすぎていないか?」の解決方法です。
お父さん、お母さんのあなたは月にどれぐらいの買い物をしていますか?
覚えていないようでは買い物の回数が多いということです。
日用生活品を除いて、
「趣味、コレクターもの、必要以上のアクセサリーやカバン、雑貨品」
子どもの目の前で買ってはいませんか?
それでは、子どものおねだりは減ることはないでしょう。
わたしも以前は、音楽が好きでCDやレコードを必要以上に買っていました。
これを、我が家の長男は見ていたのです。
これを妻に指摘されてから、わたしが実践し始めたものになります。
わたしがレコード、CDの購入回数を無くしたことで長男のおねだりも少なくなったと感じました。
やはり、子どもは親の背中を見て育つものです。
だからといって、買い物の回数をゼロにすると親がストレスを溜めてしまいます。
上手くバランスを取りながらが一番かもしれませんね。
- 親が買い物(趣味、コレクター品など)の回数を減らすこと
- 買い物をするときは、できるだけ子どもが見ていないときに
- 親が買い物をするときは子どもにも与える(おねだりにもメリハリをつける)
まずは、親であるあなたがどれだけ買い物をしているのかを考えてみましょう。
なぜ、子どもがおねだりするかが分かるようになるかもしれません。
解決方法② おねだりしている物の価値を分からせる
『子どもが「お金」の価値について分かっていない』の解決方法です。
小さな子どもがお菓子を買ってほしいとおねだりする光景をよく目にします。
「これぐらい買ってよ~」「ひとつぐらいいいでしょ?」
これは、このお菓子がどれぐらいの価値なのかが分かっていない証拠です。
我が家の長男も出かける度に、オモチャ付きのお菓子、ガチャガチャを手にして帰ってきました。
これに困って編み出した作戦が、
「お手伝いごとに小さな金額のおこづかいを渡す」でした。
わたしの肩たたき、庭の掃除、車の清掃の手伝いとする度に、20円~30円あげていました。
欲しいものがある度に、何かと手伝いをするようになりおこづかいを貯めるようになりました。
貯めたおこづかいを使うときは、必ずケチをつけないことがポイントになります。
「欲しかったものが買えてよかったね」「それが欲しかったから頑張ってたんだもんね」
最初は、ある金額が貯まったら何でも買っていた長男が、
「これ、すぐに使わなくなるからいらない」「これに、お金を使うのはもったいないかな…?」
とセリフを漏らしだしたのです。これは、とても大きな成果でした。
長男が初めて物の価値を掴んだときです。
このときは、小学2年生でした。
- 頑張って貯めたおこづかいは好きに消費させてあげる
- お金を手に入れるときの苦労を分からせる
- 「これはいらない」といったときは「なぜ、あなたはこれがいらなくなったのか?」を問いかけてあげる
できるだけ、子どもが小さなときから始めると効果的かもしれません。
現在、長男はおこづかいをうまくやりくりをしてゲーム、漫画本を購入しています。
解決方法③ 子どものためにならないものは「いらない!」と否定する
「周りの人間がオモチャを買い与えていないか?」の解決方法です。
周囲の人にとって初めての子どもなら、いろいろと買い与えられてしまいます。
特に、おじいちゃんやおばあちゃんに多く見られる光景ではないでしょうか?
初孫は、うんと可愛がってやりたい!という心はうれしいですが意味もなしにオモチャを与えるのはよくありません。
我が家もまったく同じでした。
妻のお父さんとお母さんがこれだったのです。
これには、わたしも心を鬼にして義理のお父さんとお母さんにお願いしました。
「子どものためにならないから、誕生日やクリスマス以外はオモチャを与えないで」
「買っていただけるなら、本、外で遊べるものにしてください」
これ以降は、義理のお父さんとお母さんは、
「○○を買ってあげてもいいかな?」と聞いてくれるようになりました。
- 誰が子どもにオモチャを買い与えているかを把握する
- 意味のないプレゼントはおねだりの心を育ててしまう
- 子どものために心を鬼にしてあげるのも親の役目
季節のイベントのときは好きなものを。それ以外は、遊ぶ以外の物を。
このように分けてプレゼントしてあげるのがいいでしょう。
現在、長男は小説と歴史の本をよく買ってもらっています。
まとめ
なぜ、子どもがのおねだりが無くならない理由と対策を紹介してきました。
オモチャを買い与えるときに、笑顔になる子どもは本当にかわいいものです。
しかし、簡単にオモチャやゲームを与えることが子どもにとっていいことなのでしょうか?
これは、親である人間も考えるべきことです。
親も子どものために成長しなければいけません。
子どもだけではなく、親もなぜ子どもがおねだりするのかを考えていきたいところです。