夫婦関係が壊れる、合わなくなるときはいつなのでしょうか?
「あれだけのことで?」「たったこんなことなのに…」というものが引き金になってしまうのです。
毎日起こる夫婦間での小さなすれ違いが、今までの関係を一気にダメにする可能性があります。
夫婦の関係が壊れるとき、合わなくなるときのきっかけとはどんなことなのか?知っておくだけで、良好な関係を長く続かせることもできてしまいます。
日々の生活では、なかなか気づきにくいものです。これから紹介することを、じっくり読んでみてください。「あれ、あのときの…」なんて思い出したらピンチなのかもしれません。
この小さなきっかけで夫婦関係が壊れる可能性がある
これから紹介することは、夫婦関係が壊れていく小さなきっかけです。
このきっかけが元で夫婦関係に少しずつヒビが入り、最後は修復不可能なんてことになりかねません。
そうです、我が家みたいになっていく可能性があります。わたしたち夫婦は「セックスの拒否が続く」ようになってから、夫婦関係が少しずつ悪化していったのです。
浮気・不倫以外で夫婦関係が壊れていく「きっかけ」とは?
- 日々の会話があいさつ程度
- 自宅に帰るのがおっくうになる
- 感謝や謝罪の気持ちがまったくない
- パートナーの意見を尊重しない
- 夜の生活を拒否し始める
代表的な例をいくつか上げてみましたが、当てはまるものはあるでしょうか?
すぐに夫婦関係は壊れるものではありません。しかし、月日が経っていくと、そのきっかけが少しずつ大きくなっていきます。そう、女性は特にです。
何年もストレスが溜まり、「あのときはこうだった」「どれだけ我慢してきたのか…」となります。それが、夫婦関係が壊れる原因にもつながっていくのです。
恥ずかしながら、自身の経験や周りの夫婦からの声を集めてみました。
夫と妻どちらかが無趣味や出不精だったりする
夫や妻が無趣味や出不精だったりするとどうなるのか?
新婚なら隣同士に座ってテレビや映画を見ることができるでしょう。それがいつまでも続くと思いますか?
30年後、休日になって家でゴロゴロしているパートナーをイメージしてください。イラっとするはずです。
「何か打ち込める趣味はないの?」「どこか出かけるところはないの?」と口にすることでしょう。
「我が家は、妻が出不精」
妻はアウトドアや旅行に出かけるのを好みません。そのため、わたしが一人で旅行に行くようになったのです。
キャンプは虫がイヤだ。旅行は疲れるから。購買意欲がないから買い物にも出かけない。と反対意見が出てきます。
年齢を重ねたとき、無趣味の人間は心身ともに老けて見た目がかなりヤバいです。
趣味があったり、友人と出かける方が若々しく見た目がまったく変わってきます。お互いに趣味を持ったり出かけることが必要なのです。
ダラダラとスマホを見て一日が終わる。一日に一時間以上スマホを触っていると黄色信号です。
パートナーが休日になって何もすることなくテレビやスマホを見るだけ。これが毎週続くとどうなるのか?
イライラが積もり、夫婦関係が壊れるきっかけにもなっていくのは誰でも分かることです。
付き合っているときは、「もっとアグレッシブな人だと…」「外に出るのが好きだったのに」なんて思い返してしまうかもしれません。
夫婦でいっしょにいる時間が長すぎるから
20代や30代の新婚カップルなら、「いつもいっしょに」なんて言葉にウットリします。
しかし、夫婦は別々にいた方が長続きするのです。ずっと隣にいて意思の疎通をとっていたほうがいい気がしますよね?しかし、違います。
フランスの哲学者「ミシェル・ド・モンテーニュ」はこういっています。
「覚えておきたい言葉」
夫婦の仲はあまりつづけて一緒にいると冷めやすいし、くっついてばかりいると損なわれやすい
夫婦がいっしょの時間をベタベタと過ごすことができるのは、5年間が限界でしょう。
それを超えると、離れて過ごしていたほうが夫婦はうまくいくものなのです。
年に一度は一人旅!帰ってきたとき、お互い新鮮な気持ちで会えるかもしれません。
一年に一度ぐらい夫、妻と別々に旅行に行って、夫婦間に新鮮な空気を入れてみましょう。長年、連れ添ってきた夫婦こそこの方法を試してください。
いっしょにいると、どうしても相手のダメなところや落ち度が目に付いてしまうものです。
週末にしか会わない「週末婚」というものが、少し前に流行っていた気もしますが、その方が夫婦は上手くいく。何だか、その気持ち分かるような気もします。
夫婦で過ごす時間がまったくないから
「夫婦でいっしょにいる時間が長すぎるから」夫婦関係が悪くなる。
前の文章で、こう紹介したばかりなのに、今度は「夫婦で過ごす時間がまったくないから」関係が悪くなる。これを読んでおかしく感じる人もいるでしょう。
一週間のうち、数時間でいいのです。いっしょに買いものに出かけたり、お酒を飲んだり、テレビを見たりと同じ時間を共有してみましょう。
その時間があるか?ないか?では、夫婦関係の良さが今後大きく変わってきます。
「週末は夫婦でお酒を飲もう」
我が家は、この約束を数年前にして、いっしょにお酒を飲んだことは最初の2回ほどです。
それからは、「仕事が忙しい」と断れるようになりました。それから、夫婦の関係は悪くなる一方。
夫婦で少しは同じ時間を過ごす大切さをこのとき実感したのです。
前に書いてあるよう、いっしょ過ぎても夫婦関係は良くなりません。しかし、夫婦で過ごす時間がまったくなさすぎるのも問題です。
男女→夫と妻→ただの同居人と夫婦関係が悪化していく可能性があります。
家族でいることも大事ですが、夫婦でいることが大事なのです。そんな時間を過ごすことは最近できていますか?
夫婦で同じ趣味を持つのはNGなのか!?
「夫婦で共通の趣味を持つといい」
たまにこんな言葉を目にしますが、とんでもありません。夫婦は共通の趣味を持ってはいけないのです。
趣味は、一人や友人たちと過ごした方がいいでしょう。趣味の時間まで夫婦でいっしょいると、トラブルになるきっかけにもなります。
「スコアのあるスポーツ・レジャーはNG」
ゴルフやテニス、ボーリングは夫婦でやらないほうがいいでしょう。
「また、俺の勝ち」「わたしなら、このぐらいの点数は取れる」なんてマウントの取り合いになります。
潔く負けを認めることができる人ならいいですが、負けず嫌いが夫婦の片方だと…。
友人はボーリングのスコアがきっかけで、夫婦関係が悪くなりました。
「夫婦は協力するものであって、競い合うものではない」と確信したときです。これを人生で早く理解できたカップルは夫婦関係を長く続けれるでしょう。
ふとしたときの小さなきっかけが争いごとに…。趣味は別々にすることをおすすめします。
「夫婦でトラブル?たかが趣味なのに?」なんて思った人もいるでしょう。
夫も妻も相手を尊敬し尊重している夫婦なら問題ありません。しかし、そのうちマウントの取り合いに発展する恐れもあります。
「そんなこともできないの?」「その結果ならすぐに超すことができそう」なんて夫婦関係を悪くするきっかけを生むのです。
相手にあれこれ求めているから
結婚すると自分の仕事も忙しくなっていき、家事や育児にも追われるでしょう。そして、パートナーに助けを求めるときも出てきます。
ここで、夫婦関係が悪くなるきっかけが生まれるのです。
女性が男性に向かって「家事や育児」をお願いするときがあります。では、反対に男性から力仕事を任された女性はどうでしょうか?
100%の結果は出せないはずです。誰にでも得意&不得意というものがあるのです。
「自分のことは自分でやる」
我が家の洗濯は妻の仕事で、干すことも含まれています。しかし、干し方はかなり雑です。シワシワのままシャツやズボンをそのまま干します。
「直してほしい」といっても直りません。自身がピンとシワを取ってから干すことですべてが丸く収まりました。
「自分のことは自分でやる」他人にあれこれ求めてはいけないのです。
女性も外で働く時代です。家事や育児に専念することは難しいです。
男性も「自分がやってあげた」感を出さずに、家事や育児を命一杯するべきです。
友人夫婦は、夫が昭和の男性タイプで家事をほとんど奥さん任せでした。それに耐えきれなくなった奥さんから別れ話を切り出されました。
自分のことを自分でやらないから、こんな結果になってしまったのです。
男性が女性に、女性が男性に。どちらも相手に対して100点を求めるのはいけません。
相手に100%を求めるのは、ケンカの元になり夫婦関係が悪化するきっかけになります。
出来ていないからといって、イライラしていてはいけません。相手が苦手なことなのに、それを頼んだあなたにも責任はあります。
相手に何かを任せたのなら、ある程度は目をつぶってあげるべきなのです。
まとめ
ほとんどの夫婦は年齢を重ねていくごとにすれ違っていくようになります。
それは仕方がないことかもしれません。しかし、仲が良いまま空気のようになるのか?仲が悪くなり空気のようになったのか?では天と地の差があります。
夫婦関係を悪化させるきっかけをいかに早く気づくことができるか?
気づかないカップルはどれだけ愛し合っていても、急激な温度の低下によりお互いが冷え切ってしまうのです。