転職の際にひとつの難関なのが「面接」です。
入社の動機や自己アピールを話すとなるとなかなか言葉が出てこないもの。
「何か話さなきゃ」と思って、慌てて口にした言葉が面接官の心に突き刺さりガッカリ…。
「今回の面接失敗したな…」
こんな経験をしたことはありませんか?
「面接でこれをいってしまうとアウト!」という言葉や質問があるので注意が必要です。
面接で不合格になってしまう人は、こんな質問をしている可能性があります。
これから転職を考えていたり、面接を控えていたりする人はチェックしてみてくださいね。
これで面接が落ちてしまう!その言葉NGだからです
入社や転職の際に、必ずあるのが面接です。
話すのが苦手だったり、緊張してしまう人にとっては何より難しく感じる時間でしょう。
だからといって、思いついたことをペラペラ話すことは得策ではありません。
では、面接のときに気をつけたい質問のポイントとは何でしょうか?
この質問をすると、「ん、あなたはどうなのかな?」とマイナスポイントが付いてしまうこともあります。
反対に、この部分を気を付ければ!合格という言葉がグッと近くなるかもしれません。
人間関係で前職を辞めた。これは大きなマイナスポイントに!
「前職は、人間関係で悩んで退職しました」
本人はどうも思っていないことかもしれませんが、採用側は戸惑ってしまうでしょう。
なぜなら…、
あなた自身がトラブルを起こしてしまう人間なのか?それとも、メンタルが弱い人間なのか?
と会社側も警戒してしまうからです。
※企業だって人間関係をややこしくする人やメンタルがあまりにも弱い人を雇いたくありません
人間関係で辞めてきたというのは、企業側からしても採用したくない人材トップ3に入るでしょう。
もし、あなたが人間関係で辞めたとしても…、
馬鹿正直に人間関係で辞めたと面接でいう必要はありません。
卑怯な感じもしますが、変なことを口にしてわざわざ不合格になるのも意味がないですよね。
なぜこの会社を選んだのか?動機があまりにも不純すぎる
給料がいいから、休みが多いから、残業が少なさそうだから、この会社を選びました。
高卒の若い人ならまだしも、社会に出て数年も経っているなら完全にアウトです。
あなたが超優秀で、よその会社にもヘッドハンティングをされているなら話は別ですが。
※あなたが超優秀なら「給料がたくさんほしい」といっても問題はありませんが…。
「○○がいいからこの会社を選びました」といわれたら、面接官はこう切り返すでしょう。
「同じような待遇の会社があったら、あなたはそちらを選ぶ可能性もありますか?」
と聞かれてしまったらどう返答しますか?
こういわれて慌ててはいけません、こう切り返すのが正解です。
「同じような会社がありましたが、わたしは御社を選びました。なぜなら…」
具体的に差別化ができるようにしておくことが面接でのポイントになります。
我が社をなぜ選んだのか?具体的に答えることができない人
「あなたは、なぜ我が社を選んだのでしょうか?」と聞かれたら、どのように答えますか?
「御社の事業内容がとても気に入っています」「このサービスは他社では考えることができません」
このように返答する人がほとんどでしょう。では、このように聞かれたらどうしますか?
「弊社の業務やサービス内容は、どこのものと比べて気に入っているのですか?」
※下調べは大事です。面接官を納得させる返答が必要になります。
何社かの事業やサービス内容をしっかりと把握しておきましょう。
「他社の事業(サービス)内容と比べて御社が一番でした。その理由は…」
ここまで対応できて、面接がいい具合に進んでいきます。
面接を受ける会社と同じ事業やサービスを展開する何社かをピックアップして確認しましょう。
面接のときに聞いておきたい!でもこの質問は大丈夫?
あなたが、これから働く会社です。たくさん聞いておきたいこともあるでしょう。
しかし、聞きにくい質問はどうしたらいいのでしょうか?
給料、残業代、有休、仕事の内容、良好な人間関係か?など、聞きたいことは山ほどありますよね。
大丈夫かな?失礼に当たらないかな?不合格にならないかな?
心配でしょうが、気にすることはありません!質問してしまいましょう。
入社してから、「え、こんなんこと聞いていない」なんてことがないように、あなたが納得することが重要です。
気になる給料や残業代。しっかりと把握しないと後から痛い目に…
誰もが気になる「給料や残業代」のことですが、ガンガン聞いてみてください。
不安にならなくても大丈夫、聞いておかなければいけないことです。
それでも不安なら、こうやって聞いてみるのはどうでしょうか?
「御社で長く働きたいと考えています。そのため、しっかりと給料や残業代を把握しておきたい」
これなら、あなたの熱意も伝わって一石二鳥です。
※聞かずに不安より…、聞いて納得!そのほうがベストな選択でしょう。
「何だか失礼に当たらないかな?」と何も聞いておかないと後々困ることになるかもしれません。
もし、入社したあとに残業代が払われないような会社だったらどうしますか?
労働基準監督署に駆け込みますか?弁護士を雇って裁判でも起こしますか?
払わない会社もいけませんが、確認を怠ったあなたも悪いので文句もいえなくなります。
(残業代が発生しない職種もあります。営業職やドライバーなど)
あなたができる仕事、できない仕事をしっかり伝えるべき
「何でも仕事はやります、頑張ります!」
聞こえはいいですが、それ本当に大丈夫ですか?
誰にでも苦手なことややりたくない仕事はあるでしょう。
やりたくないことを押し付けられて、仕事をしていると誰でも面白くありません。
それだと何のために選んだ会社に憧れて入社したのか?が分からなくなってきます。
「これとこれはできますが、この仕事は不得意です」
あなたのことをしっかりと伝えるためにも、ハッキリいっておくべきことです。
選んだ会社の成績は大丈夫か?どれぐらい成長しているか聞くこと
給料や休みのことも大切ですが、選び抜いた会社で働くので「成長度」「売上比率」も聞いておくべきです。
売上前年対比でどれぐらい成長をしているのか?これからどういう分野に事業展開を目指しているのか?
聞いておいて損はありません。
面接官は社長や役員、人事部など会社によってまちまちですが、スラスラ答えられるかもチェックしておきましょう。
- 答えることができない→論外です、その面接官は大丈夫なのでしょうか?
- ごまかそうとする→大事なことを社員に隠そうとする「風通し」の悪い会社かもしれません。
- 「前年比並みに収益を…」→横ばい続きの会社なら警戒をしましょう。
※中小企業は数字を社員に見せないところが多数。聞いてみるのもひとつの手です。
入社して中身を見たら張りぼてのような会社だった、そんなことがないように!
「成長をしていない」「売り上げが微妙に落ち続けている」そんな会社でも人材募集はしています。
いわゆる「斜陽産業(会社)」ですね。
そういう企業を面接で見抜くこと。そのために、成長度や売上比率を聞いておきましょう。
副業ってOKなの?これからの時代の働き方に合わせたいとき
これからの時代、「副業」のことも考えて働かなければいけません。
「給料がもう少しほしい」「休みが多いから時間を有効に使いたい」と働いているうちに考えるようになるからです。
もちろん、副業がNGという会社も世の中にはたくさんあります。
※人材が優秀な場合のとき、他社からの引き抜きや情報漏洩防止のためにもNGの企業はあります
入社したあと、副業を始めて会社とトラブルになってしまうケースもしばしば見受けられます。
「副業をしてもいいのか?悪いのか?」
少しでも副業のことが頭をよぎるなら、面接のときにハッキリとしておくのがいいでしょう。
まとめ
面接でのポイントをまとめてみました。
基本的に面接とは、「会社と人材を結びつける」場です。
「落ちてもいいから、自分が納得するまで聞いてみる」
そんな心構えで聞いてみると、「我が社のことに熱心だ」と高ポイントになるかもしれません。
それでも心配…、不安な人もいるでしょうが大丈夫です。
「この会社で実力を発揮します!」
それぐらい堂々としたもので大丈夫なのです。