なぜ、記事の内容をイタチにしたのか?答えは簡単です。わが家にイタチが再び入ったからです。
数年前、我が家はイタチの被害にあってしまい駆除業者に依頼しました。それでも、家の中にまた入ってくるには何か理由があるはずです。我が家が古くて穴だらけなのか?イタチにとって天国なのでしょうか?
しかし、イタチは家の中で出産をし、悪臭を残して、どこかに消えていくのです。数年前、我が家の被害状況はこのような結末になりました。そして、今回もまったく同じ被害に合ったのです。
ここで思いました。「業者にお願いしなくても自身で駆除できるのではないか?」と。
動物の死骸も平気です。ある程度の悪臭にも慣れています。狭いところにも体を入れることもできます。そんな自身とイタチの対決が今始まろうとしています。
業者に依頼するとお金がかかるから!イタチは自身で駆除することができる?
都会に住んでいる人はイタチという動物を見たことがないかもしれませんね。
イタチという動物の何が悪いのでしょうか?
まず、悪臭を放ちます。「鼬の最後っ屁」とはよく言ったものです。糞尿の臭いがハンパなく鼻が曲がりそうなぐらい強烈なものになっています。
まさに、野生動物の臭いといっていいでしょう。
イタチの臭いは本当に臭い!部屋や家の中に充満したら…。
悪臭の理由は「イタチは雑食性のため」ということです。要は動物の肉を食べるということになります。そのため、糞の臭いはかなりもので壁の中でも天井裏でも臭いが漏れてくる有様。悪臭の理由はこれなのです。
次に、出産シーズンになると民家に入ってきて出産をするようになります。そして、自分と子どものために、仕留めた獲物を引きずり込み他の動物に取られないようにするのです。残さず食べてくれるならまだしも、ごく一部だけ食べてあとは残す。これが腐敗し、さらなる悪臭を放つようになるのです。
イタチはネズミのように穀物を食べるわけではありません。雑食性のため動物を好んで食べます。
ハト、ネズミ、子猫、モグラ、ヘビ、一部だけを食べあとは残す。
糞尿だけでなく、残された死骸からかなりの悪臭が漂います。天井裏や壁の隙間から臭いが漏れてくる理由が納得できます。
ネズミの糞尿は臭いはしませんが、イタチは民家に入ってくるだけで「かなり厄介者」ということになります。
「あれ、家の中が臭くない?」と感じたならイタチの可能性があります。早急にイタチが家に侵入していないか業者にチェックしてもらうのがいいでしょう。ちなみに、ハクビシンは野菜やフルーツを好むらしく糞尿は強い臭いはしません。
第二次イタチ襲来。我が家の被害状況
- 天井裏にモグラの死骸が。ウジが湧いて天井裏から落ちてきた
- 狭いところに糞をしていたため天井や壁が穴だらけ(糞を撤去したため)
- 子どもを出産して壁の内側に置き去りに。子どもの居場所がわからず穴だらけ。
「いつか出ていくだろう」と思ったそこのあなた!
それはもう手遅れです。動物の死骸を引きずり込み時間が経つと…、ウジが湧いて天井裏や壁の中から部屋に侵入してくるのです。わが家がこんなことに…、なんて泣きたくなったのは我が家全員でした。
イタチに限らず、ネズミなど小動物の被害に悩まされている家庭は多いでしょう。駆除業者に依頼をするか?悩みどころですよね。
駆除業者に依頼をすると、家の規模や施工内容にもよりますが、10万円以上の金額になることを覚悟しておいてください。
それだったら、自分で何とかしようという人もいるでしょう。自分でイタチは駆除できるのでしょうか?
急な出費は痛い!イタチは素人でも駆除できるのでしょうか?
駆除業者に依頼をすれば、お金はかかります。しかし、確実にイタチの侵入を阻止したり、追い払いたいのなら業者にお願いしたほうがいいでしょう。
もし、あなた自身でイタチを捕獲しても鳥獣保護法により殺すことは許されていません。
鳥獣保護法を分かりやすく説明
自然界では、弱肉強食の関係があり、いろいろな動物や鳥はこの食物連鎖の中で生きています。
そのため、動物や鳥を勝手に捕獲したり駆除したりすると、自然のバランスがおかしくなってしまうのです。
許可なく、捕獲や駆除などは勝手にしてはいけません。
これが鳥獣保護法になります。
この保護法により、捕まえてもどこかに逃がさないといけません。イタチやネズミに大切な家をボロボロにされた!その怒りは理解できますが、命を奪うことは許されていないのです。
ちなみに、我が家で捕まったイタチは民家のない川辺に放たれました。業者には頼まない!なんて人。捕獲用のカゴは準備できているでしょうか?
このポイントを抑えろ!イタチの侵入を防ぐことはできるか?
今年になってイタチが我が家に侵入してきたわけですが、10年ほど前に侵入してきた個体より手強い…。
駆除業者に依頼すれば安心だが、急な出費は痛い…。イタチが自分で駆除できるか?できないか?の大きなポイントはこちらになります。
- 箱罠を天井裏や床下に設置する体力と根性があるか?
- イタチが侵入してきた場所を見つけることができそうか?
- イタチの食べ残した動物の死骸や糞尿を掃除することができるか?
- イタチを捕獲できたとして、どこか逃がすような場所が付近にあるか?
- 箱罠にかかったイタチが死んでしまったとき、処理をすることはできるか?
このポイントをクリアすることができるなら、自分で駆除をする方法をとってもいいでしょう。
しかし、この中のひとつでも「それはムリ」なんて考えるなら駆除業者に任せることをおすすめします。
自身も防護服を着用してバスタブの天井から1階と2階の隙間の潜っていったことがあります。まず、フンの大きさと臭いで嫌になります。こんなキツい思いをするならお金を払って業者に任せようと思いました。
バスタブの天井から体を入れてみると…。そこにはおびただしい数のイタチの糞が!
業者が何回か訪問して、やっとイタチを捕獲することに成功したのです。
ハッカの香りがする忌避剤を散布、捕獲罠を設置、侵入口にトゲ状が付いた壁や板を設置。数日、経過したところで箱罠で親を捕獲しました。業者に任せて正解だったということです。
イタチは自身で駆除できるのか?自身はこれをやろうとして挫折しました。
- ホコリまみれの壁の中や天井裏に身体を入れる(天井裏は問題ありませんが、一階と二階の間。床下はキツイ)
- 大きな糞の除去。臭いの強い尿を洗い流す(糞はホウキで何とかなります。尿は手強い)
- 一部だけ食べられた動物の死骸を片付ける(鳥の体が無残なことになっていました)
- 箱罠を設置した場合、定期的に天井裏を覗く(仕事から帰ってきては疲れます)
素人ではイタチの駆除はまずできない!と考えて下さい。
そして、今年は壁の隙間に子どもを残していったのです。壁の中から子どもの声が聞こえるので業者に任せて引き取ってもらいました。
すべてが終わった時点での感想。
イタチ駆除にかかった金額は約12万円になりました。大きな出費になったのは間違いありませんが、イタチが侵入してこないと考えると大きな安心感を得ることができたのです。
まとめ
都会から田舎に引っ越してきたばかりの人へ。
ネズミ、タヌキ、キツネ、シカ、イノシシ、ハクビシン、アライグマ。そして、厄介者のイタチ。
天井裏から物音が…。部屋の中でイヤな臭いがする…。「田舎ってこんなもの?」そんな事ありませんよ!?こう思っていると、後悔してしまいます。
我が家のようになる前に、早めの対応が必要になってきます。動物じゃない…?なんて少しでも感じたなら駆除業者に依頼することを強くおすすめします。